バイオマスカーボン

----- バイオマスカーボン -----


はじめに
 本事業は、もみ殻を原料とした、植物由来の「高機能バイオマスカーボン」(以降「高機能バイオカーボン」と略す)を生産するものです。
 カーボンは、通常、化石燃料由来(石油、天然ガス、石炭など)の原料から生成され、その用途は、ゴム製品や樹脂製品の強化剤、インクや塗料の顔料、ゴムや樹脂の導電性付与材など多様です。
 本事業のもみ殻を原料とした「高機能バイオカーボン」は、長年研究し実用化にこぎつけた、「プラズマ発生装置」を活用した独自の特許製法で生成されます。
 粒子径(粒の大きさ)、ストラクチャー(粒子のつながり)、表面性状(官能基)などの特性は、化石燃料由来のものと異なり、新たな用途の開拓が期待できます。
 原料のもみ殻は、コメの脱穀時に発生し、多くは無償であるいは低価格で販売されており、本事業で有効活用し、付加価値を高めることにより、日本の農業の振興にも寄与できるものと考えます。

1.ナノカ社の事業
 ナノカ株式会社は、バイオマス廃材料の有効活用を図る先端技術の事業化を行います。従来のバイオマス廃材料を肥料、燃焼に用いるのではなく、熱加工の先端技術を用いて、急速熱分解を行い、由来のカーボン分子と官能基成分をエネルギー分子に変成するものです。また、カーボン分子は高晶位のカーボン商品に、官能基成分は自動車用ガソリン代替エネルギーを始め、化学工業商品になります。このように、植物廃材料が工業製品の資源に置きかえるという、先端技術を利用した事業を目指します。

2.ナノカ社の事業背景
 地球は、温暖化・CO2増など環境を守る重大な転換点にあります。地下資源の使い捨ては、地球エネ ルギーのバランスを崩し、生命環境の崩壊へと突き進んでいます。さらに、偏った資源の占有を容認し ている商業経済のグローバル競争は過熱化の方向へ進み、修正しがたい危険な状態に近付いていると言 っても過言ではありません。

 バランスのとれた資源の確保と、工業技術の共有は、人類を始め地球の未来への要になります。同時 に太陽エネルギーを活用した循環型システムは、マイナスの負荷がありません。
ナノカの目指すところは、この資源産業です。地下資源の乏しい我が国において、商業経済のグロー バル競争に君臨するには、新たな技術をべ一スにした資源産業の創生を目指す方法を目論むべきです。 地球の植物は、太陽エネルギーを光合成機能でエネルギー資源に転換できる極めて重要な資源であり ます。バイオマスをエネルギー資源として活用する新技術は、一企業の枠を越えて創生することが重要 です。地下資源代替技術として対応することで、原子力産業の負の面も克服し、事業規模では国内で4. 兆円産業を目指せるバイオマス活用技術に成長できます。なかでもバイオマスカーボンは、既存の無機 カーボンに対して、有機カーボンであり、とりわけバイオマスカーボン技術は、植物を材料にしたカー ボンブラックの製造システムです。製造条件は結晶黒鉛にするか、ハードカーボンのまま使うか、炭素 繊維等にするか、他元素と混合して新しい材料を狙うのか、商品化の要素と技術開発が複雑に絡みます。 それだけに商品ターゲットが決まると威力を発揮できます。

 事業化の競争相手は無機カーボンで占有されている地下資源市場で、競合企業も米国キャボット社を はじめ国内外で数百社に及びますが、資源を持たない日本の産業としては必要不可欠なチャレンジ分野 となります。従って企業の拠り所は、低炭素社会への地球環境に優しい太陽エネルギー循環をべ一スに した近未来を視野に置いた技術ということになります。

 すべての植物を100%活用できる高付加価値技術です。この高付加価値の高機能カーボンは、IT産業、 自動車産業、炭素繊維などの主たる材料に使用されます。化石原料から造られ、地球温暖化の因子とし て、不安要因である従来技術からの脱皮を可能にします。世界規模では、京都議定書に基づく地球温暖 化対策に対して、日本が大量に消費している洗剤等に使用しているパーム椰子カスのバイオマスカーボ ン化による高付加価値技術であり、発展途上国への技術還元にも寄与できます。また、東南アジア等の 産米国の籾殻についてもしかりです。
 以上の様な背景のもと、ナノカ株式会社は世界の未来を目指して設立しました。

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