----- 中山間地農林業~ビジネスビジョン -----
■中山間地農林業の現況
私たちの住む中山間地域は古来より農業・林業を主体とした経済活動が基本でした。我が国の
中山間地域は国土面積の73%を占めており、耕地面積の40%、総農家数の44%、農業産出額の
35%、農業集落数の52%を占めるなど、我が国農業の中で重要な位置を示しています。また、
日本は世界有数の森林国であり森林率は67%を占め、中山間地は治山治水を担い国土や環境保
全に大切な役割を果たしています。
現在、戦後70年が経過する間に我が国は国際的な政治経済の動向やグローバル化の到来で産業
構造は大きな変遷を日々遂げてきました。国際的な自由貿易の進捗とともに、結果として第一
次産業の衰退は著しいものとなり、食料自給率は40%、穀物自給率は30%切っており国家とし
ての最も重要な食糧安保や豊かな国土保全が維持できない状況となっています。
中山間地域は流域の上流部に位置することから、中山間地域の農林業・農村が持つ水源かん養、
洪水の防止、土壌の浸食や崩壊の防止などの多面的機能によって、下流域の都市住民を含む多
くの国民の財産、豊かな暮らしを守っています。しかしながら中山間地に暮らす農林業者
(及び農村自治体)は大きな国家貢献をしているにも関わらず経済的な恩恵が得られず経済的
な自立が難しい立場に追われています。農山間地の経済力衰退はその地に古くから根付いてき
た伝統・文化が継承出来ずに消滅してしまう危惧があります。深刻に憂慮すべき事態と思います。
----- 中山間地農林業~ビジネスビジョン -----

